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商品のリニューアルサイクルで需要を拡大する。2016年7月17日

「人口7年連続で減少」

住民基本台帳に基づく2016年1月1日時点の日本の人口は

1億2589万人と15年より27万人減少し、7年連続の減少となった。

総人口が減っている中で、

東京を中心とする首都圏に住む人は増え、

東京、千葉、埼玉、神奈川を合わせると11万人近い増加となり、

一極集中は止まらない。

「夏のボーナス減少、パート時給は上昇」

日経まとめの今年夏のボーナスは全産業で昨年夏に比べ1.03%の減少となり、

特に製造業は0.12%の増に対し、非製造業は4.49%の増と高く、

百貨店・スーパーは2.81%増の584千円(40歳)となった。

 

反面、深刻な人手不足からパート・アルバイトの時給は

1年前と比べると68.7%の企業が上昇し、

1~5%未満アップが約半数を占めた。

高いところでは首都圏で家電販売のノジマは募集時給を

昨年より100円高い1500円に引き上げた。
それでも必要な人員を充足出来た企業は48.8%と不足感は大きく、

この状態に追いつかない企業も出て来ることが予想される

「ボーナス商戦はまずまず、日常品は低迷」

夏のボーナス商戦は百貨店の衣料品セールで始まり、

総合スーパーを含めて各社5%増前後と堅調に推移したようだ。

しかし、6月の街角景気は景気の判断指数を示すDIは41.2と5月よりダウンし

時に小売り関連DIは38.8と最も大きく落ち込み、

セールには反応するが平常は必要な物以外はあまり買わない状況が続きそうだ。

「消費開拓をどこに求めるか?」

・外食で「肉食ブーム」が起きており、

天丼チェーンの「てんや」は豚ロース肉の天ぷらに生姜タレをかけた

ポークロース生姜タレ丼¥690や肉天丼などを販売、

焼肉チェーンの牛角では「カルビご飯専用カルビ」¥745など

焼肉をご飯に乗せて食べる際の専用カルビを発売した。

 
・通常営業時間外にチャンスを見つける

ファミレスや牛丼店など外食は夕帯のちょい飲み需要を狙い、

居酒屋「塚田牧場」は訪日外国人向けに昼食需要を開拓する。

料理はコース制でサイドメニューによって変わるが¥1200からとする。

 
・トンカツ人気は高まっているものの、

個人店は減少傾向にあり、家庭での調理も減っていることから

外食のコロワイドはトンカツ専門店にチャンスがあると見て、

「神楽坂さくら」の店名でチェーン展開に乗り出す。

同社によると、トンカツやかつ丼の市場規模は

年間20%程の伸びで更なる市場の拡大が見込まれるという。

 

最近、メガヒットが生まれないコンビニ産業、

セブンイレブンの石橋商品本部長は

「どんなものでも1年経つと舌が慣れ、相対的に美味しくないと感じてしまう。」

同社では今春、パンの小麦粉などを刷新し、パンの売上を前年比2桁以上伸ばした。
又、外食大手のすかいらーくでは宅配が毎年8%程度伸び、

テイクアウトは前年の30%のペースで伸びているという

 

食ブームは1・2年で収まるが、その中でも味・品質の高い物は残り、

消費者は本物を知るとその他のものから離れてしまう。

その競争の中から新たな需要が生まれ、

企業はそのニーズを深堀することでその需要は拡大する。

このサイクルは食の至るところで始まっている。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<丑の日、鰻玉寿司セット>

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