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変化する消費ニーズ、対応する店舗。2018年5月20日

「時短と健康を取り込む」

主婦の時短ニーズを背景に伸びて来たスーパーの惣菜、

その惣菜より出来立て感があって、

時短のレンジアップ調理品のキット調理品に注目が集まっている。

 
サミットは野菜とコチュジャンで味付けした鶏肉にチーズをまぶした

「チーズタッカルビ」や「蒸し豚肉野菜」など5品を販売した。

店内カットの野菜と鶏肉に自家製ソースでそのままレンジ調理が出来、

あつあつの出来立てメニューが食べられる。

何れもトレーごとレンジで加熱調理をする時短需要に答えた商品で

精肉売り場で簡単調理などの説明を加えてコーナー展開をする。

 
日本食の海外販売を手掛けるウィズメタックHDは

肉や魚介を食べない完全採食主義者(ビーカン)向けに

魚介ネタを野菜に変えた「ベジタブル・寿司」を売り込む。

トマトをマグロ風に加工した「アヒミ」の握り寿司や巻寿司など

ベジタリアン向けの商品は米国から広がっている。

 
外食のホットペッパーグルメ総研の調査によると

外食でサラダを週1回以上食べると答えた人は18.8%で

そのうち6割近くが男性だった。

ゼンショーの牛丼店「すき家」では

5月から野菜を使った「シーザーレタス牛丼」¥500や

シーザーレタスカレー¥640を期間限定で販売する。

 
日本人の健康には野菜が欠かせない。

野菜が中心となって、それに肉や魚介と一緒に健康を図るニーズが増え、

食品スーパーでは野菜や果物は鮮度の良さをアピールする商品として

店舗でしか買えない鮮度や品揃えで勝負しようとする店舗が増えている。

 

「消費ニーズに対応する店舗の価値観」

100円ショップの出店拡大が続いており、

2018年度、大手4社の新店は過去最高の500店を超える見通し。

100円ショップ大手4社の2016年売上高は前年比6.8%増と

他の小売業よりも伸び率は高く、

100円と言う価値観を幅広い品揃えに広げ消費者ニーズに答えている。

 

ダイソーの矢野会長は以前、

「安いから売れるという法則は¥100でも通用しなくなった。

原価を上げて品質を高めた商品を出さないと売れない時代だ。」と述べている。

 
総菜配達サービスのおかんは

オフィスで総菜1個¥100を買える「オフィスおかん」自販機の設置を始める。

総菜は「サバの味噌煮」「ヒジキ煮」など全20品を最大300個在庫が出来、

自販機から取り出してレンジで温めればすぐに食べられる。

同社では毎月6~7品を入れ替えて飽きられないようにする。

 
「無人販売」が隣の中国で急速に拡大しており、

ネット通販大手のアリババ集団は小売業や外食と組んで展開しており、

中国全土では4年後に16兆円を超える規模に拡大するとされる。

その背景にあるのがスマホ決済で、利用者は全体の7割に達しており、

沿岸部の都市では露店や市場でも利用可能で

最近は会計するのに現金だと店員に嫌な顔をされるほどだという。(日経)

 
小売業界でスーパーの伸びに対し、ドンキホーテHDの好調は対照的だ。

ドンキが出来たころ、スーパー出身の私にとっても売場は異様に感じた。

お客様にとって買い易い売場とはかけ離れた陳列やレイアウトは

小売りの基本とは何か、と不審に思っていたが、

若者を中心にドンキは消費者の支持を得て伸び続けている。

 

 

スーパーやコンビニの店舗は飽和状態に達する中で

ドンキの様なDS店舗は競合店が少ない。

消費者ニーズの多様化が進む中で、

ドンキのMDや売場づくりがどのように対応して行くか、注目される。

 
<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<マグロ尽くし寿司セット>

 

*惣菜・中食街角通信は毎週日曜日に更新しています。