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客単価アップの重要性と必要性。2017年6月25日

小売り各協会の5月売上発表によると、

日曜日が昨年より1日少ないことなどの与件から

・日本チェーンストア協会で既存店売上が1.8%の減収、

・日本スーパーマーケット協会で既存店売上が0.6%の減収

だったが、

・日本フランチャイズ協会でコンビニは既存店売上が1.0%の増だった。

日曜、祭日の影響が少ないコンビニ各社であるが、

来店客数は0.4%減少する中、客単価は1.4%増と

26か月連続して増えていることが大きい。

 

売上は客数と客単価によって決まり、

客数は国内人口減少と競合店の出店増によって今後も伸びる要素はない。

従って、客単価をいかに上げられるかが優先テーマになり、

又、客単価は商品単価と顧客の買上げ点数による為、

店舗では商品単価と点数のアップが出来るかどうか、最重点になる。

 

スーパーの客単価はアップしているのだろうか?

各社の声を聞くと「安く」の声が大きく、

ドラッグやデスカウント店との価格競争で単価を落としている例が多く、

又、販売点数アップは単価を落とした特売策に頼っている現状も多い。

 

先週の情報から、各社の客単価アップの取り組みを拾って見ると、

・首都圏の食品スーパーの京急ストアは

買い物客を店舗まで無料で送迎するサービスを広げる。

SCでは実施しているところも多いがSMでやるところは珍しい。

送迎ルートはシニア層の多い地域や利用客の多いエリアを特定、

坂道が多く、徒歩や自転車の買い物に負担が多い地域を含め

チラシやポスターを掲げて案内する。

 実際に実施している5店舗の客単価は前年比5%しているとのこと。

 
・ファミリーマートはサンドイッチのリニューアルを1年ぶりに実施、

食パンに塩麹を加えてほんのりとした甘みを引き出し、

歯切れの良い生地に仕上げ、具材もレベルアップした。

ヒレカツサンド¥450、玄米入りロールパン使用サンド¥278など

単価もアップした。

 
・夏本番を控え、スイカの最盛期を迎える。

今、スーパーの店頭で拡大しているのは

スイカを食べやすくカット、食べ切りサイズのカットスイカ、

スイカは家庭でカットした後に出る皮の部分が多く処理に困る。

その為、大玉スイカをそのまま買うお客様は減っており、

 大玉スイカより小玉スイカやカットスイカに人気が移っている。

 スイカ離れで販売減少が続く中で新たな工夫で販売点数をアップする。

 

政府は22日の会議で景気の基調判断を6カ月ぶりに上方修正した。

個人消費の堅調さを評価したとされるが、

消費総合指数(15年を100)の伸びは1%台と低く、

今夏のボーナスの伸びはマイナス予想も出ており、消費を刺激する要因も少ない。

この低空飛行の景気と消費が続く中で、

コンビニ各社の値下げなど、体力勝負で売上を維持している面もあり、

食を取り巻く異業種間競争は激しくおり、

自店の客単価をアップする為の施策が重要になっている。

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<丑の日寿司セット>

 

*惣菜・中食街角通信は毎週日曜日に更新しています。