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恵方巻セールと今後の異質化。2018年2月4日

「2月3日、節分恵方巻セール」

今年の恵方巻セールは土曜日の天候は晴又曇の中で行われ、

客数は例年になく好調に終わったようだ。

関東スーパーの中で見た今年の変化は、

 

①恵方巻の下限価格帯¥398ラインが少し減り、¥498へとアップした中、

¥498は具材を7品目に増やして対応した。

②プライスポイントは¥780へ集約が上がり、¥680は少しダウンした。

海鮮巻など海鮮ネタの値上がりが影響した分もある。

③太巻ハーフセット2本、3本や中巻4本、5本セットが増え、

価格帯が¥1000を超える商品が増えた。

いろいろな味を楽しみたいとのニーズからハーフのサイズが増えている。

 

又、昨年に比べ珍しい商品は減り新規商品が少ない中、

イトーヨーカ堂では

・海老カツのオムロール巻ハーフ¥550

・焼きサバとキンピラ上恵方巻ハーフ¥550

 

昨年の日本惣菜協会調査では関東圏で恵方巻を購入した人は34%で

16年比で0.2ポイント減少し、関西圏では49.7%で前年比2.0%の減少となり、

恵方巻のピークは過ぎたようだが、

恵方巻売上ボリュームは年末より大きく、今後は味・品質に重点が移って来る。
恵方巻は本来丸かぶりを言われているが、

海鮮などの具が多くなりサイズも太い為、

家庭でカットして食べるようになるとカットが難しく、

コンビニではカットした恵方巻が出現した。

しかし、スーパーの店内で恵方巻をカットする作業は大きな課題だ。

 

「スーパーの選択と集中」

スーパーの2017年売上は

・日本チェーンストア協会発表で0.9%の減少、

・日本スーパーマーケット協会など3団体で0.4%の減少と

ピークに達した段階でスーパー各社は

 
①ドラッグなど異業態と業務提携

中部地方大手のスーパーバローはドラッグ大手のココカラファインと業務提携し、

双方の得意分野で商品やサービスを共有して共同出店や商品開発に取り組む。

 
②伸びている分野に参入とサービス強化

伸びているネット通販に対し、楽天と西友が提携してネット事業を始めるが、

自社の品揃えだけでは魅力が薄い為、セブン&アイでは他社との連携して

総合チャンネルの幅を広げる品揃えを進めている。
・イオン北海道ではネットスーパーの商品を小型食品スーパーの

まいばすけっとで受け取るサービスを始める。

 
・外食大手のすかいらーくは

都内の駅前に小型中華店の「ばーみやん軒」をオープンし、

ちょい飲みで伸びている日高屋などの業種に参入する。

駅前立地は高コストで激戦区域だが、価格と商品力で同業から顧客を取り込む。

 

今まで伸びて来た恵方巻商戦はピークを過ぎ、

食を取り巻くスーパーや外食店舗数もマックスに達し、

同質化競争が進み、同じ商品や売り方では売上は伸びない時代になった。

これからは品揃えや販売方法の異質化が勝負になるが、

食の本質は味と鮮度と安全、

これをどれだけ掘り下げて、異質化を図れるかが重要になる。

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<名店・恵方巻>

 

*惣菜・中食街角通信は毎週日曜日に更新しています。