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消費の多様化、価格とこだわりの両面作戦。2016年11月13日

「消費の2極化、両面作戦で好調」

消費の停滞で小売りや飲食業が苦戦する中、

マクドナルドは2014年7月に期限切れ鶏肉問題で業績が大幅に悪化したが、

16年4月に1個¥520のグランドビッグマックを発売する等、

高単価バーガーの新商品がヒットした。

9月には平日のランチ向けのバーガーと飲み物で¥400セットメニューを投入、

価格に敏感な消費者を幅広く取り込む両面作戦で今期の業績は黒字に転じる。

 

・イオンはPBの主力30品目を5~30%程度今月より順次値下げすると発表。

又、6000品目のPB商品は全品、来年の夏までに品質を見直す。

イオンのトップバリューには4つのブランドがあり、

価格を抑えたベストプライスはOKなどのDSに負けている部分もある。

又、品質高単価にこだわるセレクトは利益確保に重要であり、

 PB商品における両面作戦はイオンの今後を左右する。(日経MJ)

「こだわりで伸びる」

少子高齢化、小世帯化が進む中で低価格で販売数を伸ばすことは

規模のメリットが出てこないと難しいが、

商品や品揃えのこだわり追求でチャンスは出てくる。

 
・肉料理チェーンのゴリップは牛カツ専門店「京都勝牛」を

100店と現在の4倍に増やす計画。

トンカツはメジャーだが牛カツはまだ珍しく競合は少ない。

60秒揚げてミディアムレアでワサビ醤油で食べるスタイルが

訪日外国人に人気となっており、店舗を一気に拡大する予定。

 
・機能性ヨーグルトが好調を維持している。

ヨーグルトはもともと健康意識の高い人に売れており、

15年の市場規模は3880億円で前年比で1割伸びている。

その牽引は機能性ヨーグルトで

・シエアトップの明治は50億円をかけ生産設備を増強し、

森永乳業は280億円を投じ、専用の工場とラインを新設、

雪印メグミルクは13億円をかけてドリンクタイプの増産に踏み切った。

 
・食品卸大手の伊藤忠食品は2016年度中に

地域の産品を全国で消費してもらう「地産全消」を掲げ、

各地の自治体や商工会議所と連携して販売を進める。

スーパーや百貨店には「地域セレクション」として

各都道府県別に商品をまとめて提案することを始める。(日経MJ)

 

「鳥貴族」の焼鳥チェーンを展開し業績を伸ばしている大倉社長は

鳥貴族のこだわりについて

「国産のチルド鶏肉を店で串打ちすることで冷凍や輸入品との差別化を図り、

 焼鳥サイズを60gにすることで肉のジューシーさで出し、

 ¥280均一で価格にこだわる。」と話す。 

「消費スタイルの変調」

消費者のライフスタイルが変わり、消費ニーズが変化する中で

百貨店の店づくりに大きな変化が出ている。

 
・三越伊勢丹の上期連結決算は純利益が前年比23%減少。

主力の衣料品販売が低迷していることもあり、

地域に合ったテナントや海外有名ブランドの導入、

業態転換など地方や郊外店を中心に大幅な店舗改革を加速する。

 
・J・フロントリテイリングは松坂屋銀座店跡に建設する店舗を

百貨店ではなく「GINZA SIX」とする専門店商業施設にすると発表。

銀座の地で必要なのは今の百貨店を進化させるのではなく、

新しい商業施設を創ることだとJ・フロントは説明した。

 

消費の多様化により消費スタイルが変わり、

従来どおりの手法だけで消費者を引き付けるのは容易ではない。

百貨店のお客もスーパーやコンビニ、専門店のお客と同一化傾向にあり、

消費の価値観が変わることによって

自分にとって良い物を求めて、自分に合った店舗で消費する。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<おかずセット>

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