あさひ流通企画 > 惣菜・中食街角通信 > 消費節約、売上は客単価の改善で伸ばす。2016年9月25日

 

消費節約、売上は客単価の改善で伸ばす。2016年9月25日

「8月の街角景気、小売り・飲食回復見えず」

小売業や飲食の景況感がさえない。

内閣府から発表された8月の景気ウオッチャー調査で

家計動向の判断指数DI(街角景気)は44.1と7月より下がった。

家計動向の中で、小売業が42.4、飲食は43.2と

好調だったお盆休暇期間以降は各地で失速しているようだ。

 
・日本チェーンストア協会発表の8月既存店売上高前年比は

2.9%の減で、食料品は1.2%のマイナスだった。

新日本スーパーマーケット3団体が発表の8月既存店売上高前年比は

1.7%の減と3か月ぶりのマイナスとなった。

・日本フランチャイズ協会発表の8月既存店売上高前年比は

0.6%増と3か月連続の増加となり、

客数は0.6%の減少となったが、客単価は1.2%増と伸びがカバーした。

・日本百貨店協会発表の8月既存店売上高前年比は

6%減と大幅減になり特に全体の3割を占める衣料品は10.7%と苦戦した。

 
8月は日曜日が昨年より1日少なかった影響もあるが、

又、消費者の節約意識が高まる中でいかに客単価アップが出来るか、

コンビニや好調企業に見られる共通な要因になっている。

「客単価アップは単価と販売点数アップから」

・ラーメン店「日高屋」を展開するハイデン日高の3~8月期の

営業利益は前期比4%増となり、客数は1.1%減だが客単価が1.2%増加したため。

外食に広がっている「ちょい飲み」は仕事帰りの会社員や日中の高齢者の利用が増え

単価は低いが販売点数を伸ばしている。

 
・コンビニの優位性は利便性、

節約消費の価格では勝負しないMDは商品自身の改善によってのみ売上の維持が保たれる中で、

顧客の細かなニーズを掘り起こし、価値観を上げ商品単価を上げるMDで成長している。

リアル消費の優位性はコンビニに移りつつあるが、

コンビニの競合はネットビジネスとの中で激しさを増してくる。

 

小売店で見れば価格を安くして数を多く買ってもらう時代は過ぎ、

販売点数は客層に合った容量・サイズで時間帯ニーズに合った品揃え、

味・品質を一味良くした商品改善によってのみ点数はアップし

それによって単価・客単価も伸ばすことが可能になる。

「高齢化の進展で変わる食と対応」

敬老の日を前に総務省発表の人口推計によると

女性の65歳以上の高齢者の割合は9月15日現在で30.1%と3割を超え、

男女合わせて前年より0.6ポイントアップの27.3%だった。

高齢者の就業者は730万人と12年連続してアップし、

就業率は21.7%と欧米より高く、元気な高齢者が増えている。

 

このトレンドはこれからも続く中で商品開発に大きく影響してくる。

今月末からおせち商戦が本格化してくる中で

百貨店各社1~2人で食べ切ることが出来る少量タイプおせちに力を入れ、

サイズによって単価を下げるのではなく、

こだわり食材や地産地消の食品、和洋中を取り入れたおせちなど

ちさくても中身を豪華にしたものに変化してきている。

価格帯は2万円~4万円

 

従って米など食料の素材を販売する農家や卸業者も

同じ物を作り売っているだけでは衰退していく時代に変わっている為

品種改良によってより美味しく・味の良い物を求めることが重要になった。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<カキフライ&チーズ焼セット>

%ef%bd%b6%ef%bd%b7%ef%be%8c%ef%be%97%ef%bd%b2%ef%bc%86%e7%8e%89%e5%ad%90%ef%be%81%ef%bd%b0%ef%bd%bd%ef%be%9e%e7%84%bc%ef%bf%a5498

 

*街角通信は毎週日曜日に更新しております。

*前の街角通信をご覧になる場合こちらからお願いします。