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環境・消費の変化に対応するトップ企業。2017年8月14日

「西高東低のお盆休み」

これは売上ではなく、天候気温の状況!

東日本は7月の猛暑から一転、雨・曇りの涼しい日が続いており、

天気予報だと8月はこのような状況が続きそうだが、

西日本は台風5号以降も夏らしい天候気温になっている。

 

お盆休み真っ最中だが、

今年は11日の山の日予想通り、帰省は11日がピークになり

新幹線乗車率200%、航空各社の予約は前年同期8%増と

お盆を兼ねた夏休み行楽需要は旺盛だ。

 

このチャンスを取り込もうと小売り各社はビールの販促を強化!

値上げで売上がダウンしていたビールだが

7月に入ってスーパー各社は6缶パックで10円前後の値下げを実施、

しかし、この天候不順では西高東低の販売動向になりそうだ。

「変化対応でセブン、60カ月連続の増収」

セブンイレブンの既存店売上が60カ月・丸5年に続いて増収を続けている。

最大のけん引役は2013年に発売した入れたてコーヒーの「セブンカフェ」、

本格的なコーヒーを¥100で飲むことが出来る事が好評で

集客や他の商品とのセット購入につながっている。(日経MJ)

コンビニの客層は女性の比率が16年度に47.4%、50歳以上は40%で、

07年度に比べそれぞれ5.1%、14.2%に上昇している。

 

この客層の変化に対して

セブンは惣菜の拡大、おにぎりやサンドイッチのリニューアル、

そして今年から冷凍食品の拡大、日用雑貨品の値下げなど

品揃えと売場変更で対応して来たことが既存店売上の維持につながっている。

「消費低迷の変化対応」

最新調査・14年の一番消費が旺盛な35〜45歳の世代の2人以上平均消費性向は

09年に比べ6ポイント前後の落ち込みで、55歳以上の年代に比べ差は大きい。

その中で食料品に回る消費・エンゲル係数は何れの世代も09年を上回り

他の消費を抑えても食品の消費に回しているのが見える。

 
・ドラッグストア大手5社の第一四半期決算が発表されたが、

5社揃って売上、純利益共に増収・最高益を出している。

消費者を引き付けたのは食料品の価格戦略で集客を図っている点にあり、

グロサリーなど一般食品の売上比率の上昇は続きそうだ。

 
・イオンは2025年までに全国100カ所以上の店舗にシニア向けのの売場を設ける。(日経)

巡回バスを設けて来店頻度を上げる仕組みや

減塩食品やかいご用品、ステッキや老眼鏡などの品揃え充実や

健康体操や早朝来店、ウォーキングポイントを付与するなど

商圏内人口変化に対応する店づくりを進める。

 
・全国で居酒屋約200店を運営するKIDS・HDは酒類の原価販売を掲げた。

客は入場料¥540を支払えば、

中ジョッキビール¥160、ハイボール1杯¥60、ワイングラス1杯¥150など原価で酒を飲める。

一方、料理は食材にこだわった高めのメニューを揃え、

平均客単価は¥3300を見込んで売上を維持する。

 
・ダイエーは公式アプリで各店の従業員が店頭で撮影した売場画像の配信を始めた他、

今秋以降にその画像に対して消費者が「いいね!」などの反応を示せる仕組みをつくり、

商品価格の案内だけでなく店のPOPや売場の雰囲気を伝えることで消費を促す。

現在、スーパーの販促は折り込みチラシが主流になっているが、

POPで栄養や健康に関するレシピや売場情報など、店が取り組む工夫を流す。

 
・ネット通販売上が日本で1兆円を突破し、

その先端にいるアマゾンは食料品の宅配を「アマゾンフレッシュ」で始めた。

今、米国アマゾンではリアル店舗を家庭の冷蔵庫代わりとしてのネット宅配活用、

又、宅配を消費者が別の消費者宅へ配送するシェアサービスも始まった。

 

消費者の意識の変化に伴う消費の変化、

消費の変化に対応する小売りを含む産業の変化スピードが早い。

その変化をいち早く取り込む努力が欠かせない。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<ご馳走・生ネタ握り>