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飽食の時代、次に来るもの。2016年12月25日

「Xmas動向、今年の残り1週間は」

Xmas商戦ピークが過ぎました。

今日を含めて連休のXmasは24日にかなり集中しました。

特に午後からの客数に対し、商品対応が出来ていない店もあり、

事前の作業計画、人員計画の結果が出たのではないでしょうか。

百貨店の際物商品単価も上がり、

スーパーでも大サイズ・高単価商品も動きました。

 

これから年末年始商戦に向いますが、

Xmas同様に高品質・高単価商品の動向は期待出来ます。

11月の各業態の売上実績が発表されましたが、

昨年より日曜が1日少なかったにもかかわらず

 

・食品スーパー3団体発表では既存店売上は1.7%の増加、

日本チェーンストア協会発表では既存店売上は0.8%の増加、

・日本フランチャイズ協会発表のコンビニ売上高は0.5%の増、

・百貨店の既存店売上は2.4%の減少でしたが、前月より減少幅は減りました。

年末年始の消費意欲は上がって来ています。

首都圏スーパーのヤオコーでは今日・25日からのチラシで

年末おせちの商品群を打ち出し、例年より展開が早まっています。

「飽和の次に求めるもの」

成熟社会の日本、食の飽和、買いたいものがない飽和の中に何を求めるか、

その模索が始まる。

 
・全国5万店のコンビニ、3社で90%のシェアのコンビニの中、

ミニストップはカフェ機能を充実させた店舗「シスカ」で

焼き立てパンの販売を始め、¥140~¥160の焼き立てパンを並べて、

入れたてコーヒーや紅茶との相乗効果を狙う。

ベーカリーは客数との兼ね合いでコスト比率が懸念されるが、

あえてコンビニで導入して他店との違いを打ち出す。

 
・食パン市場が飽和に達する中で

山崎パンは高品質パン「ゴールドシリーズ」で

食パン1枚当りのサイズを半分にして小型で高質なパンを発売、

上質な小麦粉に具材を多く使い、3枚当たり¥150で発売する。

食味の良さと少量サイズでシニア層に人気が出ている。

 
・「丸亀製麺」で好調を維持しているトリドールHDは

都心部を中心に1000店まで可能になると計画すると同時に、

とんかつ・豚テキ専門店「豚屋とん」の出店を2020年までに120店までに拡大する。

とんかつ店は国内でも飽和状況にある中、

 店はオープンキッチンで客の目の前で揚げ立てのカツを提供、

 価格は定番のカツ丼を¥550のスーパー価格で提供する。

同社の栗田社長は

「トンカツはうどん同様になじみのある商品であり、

すでに大きな市場が存在しており、その中で棲み分けを考える。

 当社の持ち味は手作り、出来立て、のキーワードで肉を手切りして

 1店1店の繁盛店を作り、利益を出していくスタイル。」(日経MJ)

「百貨店の求める活路」

今年1~11月の売上高は前年実績を下回り、

年間で前年割れが確実になった百貨店に明るさはあるのか。

 

・そごう・西武は郊外の所沢店の改装を行い、

需要が堅調な食品に重点を置き、立地に応じて売場構成を変え、

婦人服売り場を縮小して地ビールや食事をゆっくり楽しめる場所や

食品売り場を拡充して地元客の呼び込み、出足は好調という。

 

J・フロントリングの山本社長は

「百貨店でのモノやコト、単独では消費は動かない。

商品を売ろうとする事でなく、環境とか、時間とか、空間のあり方とか、

総合的に考え、その場に身をおくことの楽しさを提供することを進める。」

と紙上で述べている。(日経)

 

2017年の景気について、

流通業の意識調査では小売業の25%が「悪化局面」と回答している。

飽食時代に量を狙うか、質を狙うか、雰囲気を狙うか、

買って・食べて満足するニーズが変化して来ている中で

過去の延長の中で実績は作れない。

買って・食べたくなるようなシーンづくりが重要になっている。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<Xmas、チキンと彩り野菜のグリル>

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*惣菜・中食街角通信は毎週日曜日に更新しています。