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値上げに対応する体験型MD。2017年10月10日

秋になって生鮮食品の値上がりが目に付く。

・魚介類において、秋の味覚の代表魚である秋刀魚と鮭はこの数年間は漁獲量が下がり続け値上げトレンドが続く。

秋刀魚漁は過去40年間で最低になる見込みで、

東京都内で1尾¥400を超える価格が出たり

生鮭の切り身は前年の2倍近い1切れ¥250を超える価格が出たり、

鮭から取れるイクラは100g¥1000~¥1500と過去30年で最も高い価格が出ている。

又、スーパーの刺身や寿司ネタの代表格であるメバチマグロは東京・築地市場では

5年前に比べ2割高い1kg¥1140と卸値は高止まりしている。

 

 

・牛肉や豚肉に比べ価格も安くヘルシーな国産鶏肉が庶民の味・焼鳥人気もあり、

需要旺盛を背景に値上がりしている。

焼鳥だけでなく、サラダ用惣菜「サラダチキン」として人気がある鶏ムネ肉も上がり、

9月下旬の小売価格はモモ肉がこの1か月9%、ムネ肉は19%高で推移しており、

前年同期比では3割高い。

 

値上がりの要因は魚介類が中国を含めた後進国の消費が伸びている中で、

漁獲量が人手不足などもあり外国との競争の中で負けている事や、

畜肉では国産牛肉の値上がりにつられて豚肉から鶏肉へと連鎖しているトレンドはこれからも続くと予想出来る。

 

 

・食品関連で値上がりトレンドにあるのが惣菜や弁当容器に使う食品トレーで

2~3年置きに確実に値上がりしており、今秋より1枚当たり5%前後値上がりする。

要因は生鮮食品と同様に原油価格高や中国などの需要増があり、これからも続く。

 

 

これらの原材料の値上がりに対して商品化はどう対応すべきだろうか。

基本的には値入れを削って販売しても販売金額を伸ばそうとしても利益増につながらない。

何故なら商圏人口の消費量は増えていないのだ。

従って、

商品により一層の付加価値を付け、消費者にその価値観を分かってもらうコトを十分にPRすることだ。

消費者は値上がりした価値が分かれば商品を買ってもらえる。

 

 

合せて販売方法において、メニューとして提案することや

料理として実際に味わってもらうことによって消費者に情報を提供する。

消費者が興味を示し、美味しいと感じれば次の購入につながる「体験型販売」がカギになる。

今年度に入って

先進スーパーでは出来立て惣菜や弁当を売場で食べることが出来る店や外食スタイルを売場に導入し、

メニューに使用した食材を販売する店づくりがスタートした。

これからの普及を期待したい。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

 

<グリルおつまみセット>