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働き方改革と生産性アップ。2018年2月28日

・M字カーブの減少

女性が出産や育児によって職を離れ、30代を中心に働く人が減るMカーブ現象が解消しつつある。

総務省が1月下旬にまとめた最新の労働力調査によると、

15~64歳で働く労働力率は2017年に69.4%と過去最高を記録した。

「M字カーブ」はこの労働力を年齢層に分けてグラフを描いたときに現れ、

女性は30代の子育て期に離職し、40代で子育てが一服すると再び働く傾向がある為、

日本は30代がへこむ「M」になる。

 

 

30~34歳の労働力率は30年前には5割前後だったが、

ここ数年で急上昇し、75.2%になった。

政府や企業が働き方改革を進める中で、

子育て世代も働きやすくなり、17年は25~34歳の女性社員が前年比で4万人増え、

非正規社員は3万人減った。

人手不足環境の中で女性の働き手がかなり寄与している事が見える。

 

・セブン&アイHDは3月から

国内グループ社員の約3割の1万人を対象に時差出勤を導入する。

セブン&アイHDは始業時刻を午前8時、9時、10時の3つから選べるようにし、

1週間分の出勤時刻を上司に申告して育児の都合に合わせて勤務時間を決める事ができる。

昨年夏に試験導入したところ、午前8時と10時を選んだ社員の時間外労働が2~3割減った。

同僚の勤務時間を共有して仕事を融通するなどの取り組みが職場全体の残業減につながっていると見ている。

 

 

・ファミレス大手のロイヤルホストは

大半の店舗を元旦休日にしたが影響はなかった。

理由としては客単価がここ数年確実に上昇していることがあり、

17年は約1280円で1年前より約50円アップし、セットメニューは2000円を超えた。

同社では深夜の営業時間を短縮しても昼間や夕食の時間には

それまでより従業員を手厚くしてサービスの向上に努め、

そして値上げに見合う付加価値商品を提供出来てこそ理解が得られるという。

消費者からはサービスへの対価にも理解を得られるようになって来ており、

生産性向上に連動する賃上げがこれから求められる。

 

・日本マクドナルドは

スマホで商品を事前注文して決済もできるシステムを導入する。

入店と同時に注文がキッチンに伝わり、

客の待ち時間はほほなくなり出来立て商品を受け取れる。

又、スマホでクレジット決済もでき、

通常のレジで購入するよりも注文から商品を受け取る時間が大幅に短縮できる。

店舗は運営の生産性が高まり、混雑の解消につながる。

 

「働き方改革」は安倍政権が進める旗頭であり、

人手不足がこれからも続く中で新システムを導入によるものと

人員稼働の仕組み改善と合わせて進める必要がある。

その際に労働集約産業の小売り・外食サービスでは従業員の理解がないと効果は半減する。

 

 

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