1、盆商戦の方向性
1)今年の連休期間は10日(土)と山の日の11日、振替休日12日(月)とお盆休暇の 13日~15日までの6連休のパターンが多いと予想され、旅行や帰省する人数は昨年より増える。
2)今年の賃上げは昨年より増額し、物価高もあるが消費は活発になると予想され、惣菜は味・品質と適量を追求することを重視し、帰省地域には品質・ハレ感重視と値頃感の出した商品づくりを、 大皿商品は昨年より拡大される。帰京地域は家族用のご馳走を重視した商品づくりを強化する。
3)ハレ型商品を強化するに当って、 ①提案商品・ご馳走メニューには、商品のコトと場面想定した売り込みの提案をする中で、POPで商品の特徴をPRすることが重視する。
②盛合せ・セット商品の小型化傾向を続いている為、帰京地域は中・小サイズを重視して売り込む。 帰省地域においてもセット商品の小型化や利益率の高い定番商品の売り込みを強化する。
2、数値計画 1)売上予測(昨年比動向の予想)
・今年のお盆休暇は前半・後半に分かれ、前半の3日間は近場の国内旅行が予想され、後半の3日間は帰省中心が予想され、6連休の中で下りのピークは12日・月で上りのピークは14日・水が予想され、帰京が15日に集中し混雑することが予想される事から、14日に変更することが考えられる。
・昨年の15日(火)は台風7号が本州直撃で、新幹線新大阪~名古屋間の運休など客数に大きな影響を与えた。 今年の台風予想に注意して、15日は昨年比動向で売上げ増が予想される。
3、お盆セール・重点商品
4、カテゴリー商品計画
1)寿司
・寿司盛り合せの中心価格帯は帰京地域¥980~¥1980、帰省地域¥1980~¥3900で、1人前握りは¥698・¥798~¥980が主力になり、¥980以上には上ネタ (本マグロ、アトランサーモン、イクラ、活真鯛など)を取り入れた商品づくりをする。
・握り寿司1人前の品揃えは価格帯を3アイテムの中に絞り込んで、マグロ尽くしやサーモン尽くしなどを提案したい。巻寿司の重点商品は海鮮巻寿司、具沢山太巻を導入し季節感と高級感を展開する。
・握り寿司盛合せ3人前¥1980
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・ご馳走握り1人前¥1280
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2)オードブル
・オードブルセットは帰省地域¥980、¥1580、¥1980に収斂、帰京地域はおつまみセット¥698~¥980が中心、帰省地域も小型化が進みつつある中で、品質のグレードアップを図り単価を落とさない商品化を強化する。
・おつまみサラダとしてローストビーフ、ポーク、チキンとキッシュや生春巻を盛り合せた冷菜オードブルやおつまみセットセットとして¥680~¥980を中心に展開する。
・オードブルセット ¥1980
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・中華オードブル¥1380
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3)天ぷら
揚げ物が伸び悩んでいる中で、天ぷらは冷麺との相性も良く夏日になればなるほど好調であり、 セット物から野菜や魚介の単品まで品揃えを拡大して売場づくりをする。
・天ぷらセットは帰省地域で¥880~¥1380、その他地域では¥498~¥780で1回に多く作り過ぎない。又、何点盛り、何人前をPRして展開する。
・天ぷらセット¥598
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・串天¥148
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4)煮物、サラダ
・煮物セットは帰省地域で¥398、¥680その他の地域では¥398、¥480が中心価格帯。お盆用煮しめにこだわらなく、夏野菜を使用した煮物を重点に涼味煮物として展開する。
(胡瓜、茄子、オクラ、しし唐、ピーマン、冬瓜、南瓜等を使用)
・サラダはポテトサラダ、ポテマカサラダ、中華春雨サラダが定番になる中、ミートや シーフードなどを生野菜と盛り合せたデッシュサラダが売り込むチャンスになり、ハレ商品として展開する。
・冷惣菜セット¥780
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・シーフードサラダ¥498
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5)米飯、スナック
米飯、スナックの最需要期にあり、子供から年配者までオールラウンドの客層に対応した品揃えで対応する。その為に昼食関連のカレーライスやオムライス等のプレートから、高単価弁当として和牛を使用した牛飯や牡蠣飯・鰻丼など¥580~¥780の丼物や松茸ご飯幕の内など中高年を対象にしたお弁当を昼食と夕食用に分けて展開をする。
・冷麺はうどん・そばに冷し中華とそうめんを加えて展開、トッピングによる品揃えの多様化と 作業性の良さは利益に大きく貢献する。
・お萩は粒餡、黄粉、黒ゴマがベースになっているが、夏季は黄粉の変わりにズンダ餡(枝豆)や栗餡を取り入れて品揃えする。お萩はハレの日だけでなく日常の間食・おやつとして定着して来た。
・ご馳走9マス弁当¥680
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・4色ミックスピザ¥680
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