1、恵方巻のトレンド予測 <今年の恵方:西南西>
1)商品面
①物価の値上がりを受けて消費は節約とプチ贅沢の2極化の方向が強まり、太巻の単価上昇に伴い
ハーフサイズで値ごろ価格帯が増えると同時に、消費量も1本よりハーフサイズで商品を選択する
傾向がより強まる。
②店の価格帯別品揃えについて、松竹梅のプライスラインとアイテムの絞り込みが必要になる。
特に海鮮系巻が増える中で、食味の違いが分かるように商品特徴を出した商品化が重要になる。
・ハーフサイズ含む価格帯予想:
(松)¥980~、 (竹)¥698~890、 (梅)¥398~¥598
・品揃えアイテム数については10アイテム前後の店が一番多い中で、 プライスレンジをどこに 設定するかがポイントになる。
③恵方巻イベントが広まり各年代に親しまれて来る中で、
・若年を中心に具材の洋風化として、サーモン&ホタテとチーズ、ローストビーフ、牛カルビ巻、 キンパ巻などの品揃え。
・中高年を対象に具材の高級化として、本マグロ巻、2種のマグロ巻、ご馳走海鮮巻、瀬戸内穴子巻等、具材に特徴を持たせてご馳走感を訴求する。
2)販売、オペレーション面
①売場においてお客様がスムーズに商品選定出来るような商品分類と表示をすることが重要になり、
― 具材がすぐに分かる写真・イラストを価格帯別POP等で表示する。
②18時に残すアイテムと数量を決める。自店の18時以降から閉店までの時間帯別客数を予測して
品揃えすることがチャンスロス&廃棄ロス防止につながる。
2、重点商品 (例)
3、展開方法
<寿司売場・例>
<低価格帯> ⇒ ⇒ ⇒ <高価格帯>
*具材や商品の違いが分かるように、シールやPOPで表示する。
・恵方巻3品の内訳をイラストシールで説明 | ・下段にハーフサイズをメインに、
2段目1本サイズを展開 |
4、販売計画作成のポイント
1、今年の客数を予測する。
節分2日は昨年の3日と異なる為、2日の節分動向は2021年を参考にして、日曜日与件と
合わせて計画する。
2、巻寿司全体のPI値を決める
昨年のPI値に対し、今年のPI値は販売努力で少し改善(5~10%アップ)して計画する。
・バンドル販売効果、セット商品の販売効果有り
3、巻寿司全体の計画本数を決める
今年の客数目標 × 今年のPI値計画 = 巻寿司全体の本数
4、単品の本数を決める
昨年のアイテム販売実績(値引き本数、売り切れを確認)に対し、今年アイテムの販売計画本数を 単品構成比から決める。(売価は昨年との変更与件の確認する)
・単品別計画本数の合計とPI値から求めた本数を確認し、商品数の±の調整をする。
6、商品内容(例)
・海鮮恵方巻ハーフ¥498 | ・ローストビーフ巻ハーフ¥498 |
・七福恵方巻ハーフ ¥398 | ・恵方巻ハーフ3本セット¥1280
海鮮巻、サーモサラダン巻、上恵方巻 |
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