環境・資源・仕入れ・コスト上昇に対応する

「環境に左右されない資源管理」

コメの値上がりが進む中で、暑さに強いコメの新品種が開発・収穫されて来た。

開発に10年以上かけて開発した佐賀県の「ひなたまる」と鹿児島県の「あきの舞」、

ひなたまるは九州を中心に栽培されている「ヒノヒカリ」と同等の食味を備えながら

高温耐性が強く、葉が枯れる「いもち病」や病害虫への抵抗性に優れている。

同県によれば、ひなのたまるは稲穂が長く、粒も大きいことから収穫量は

ヒノヒカリよりも2割以上多いという。

宮崎県のヒノヒカリが8月中旬から9月に高温の日が続くことで白未熟粒が発生、

県によると「1等米」の比率がここ数年で10%を割り込む年が2回ほどあったという。

 

水産物を陸上で育てる養殖では沖縄県が186か所と全国ではトップとなっており、

多くは海ブドウだが、バナメイエビの養殖が2024年から始まり、

薬品を使用しないために生食が可能で、甘みとプリプリの食感が人気だ。

又、琉球大学が手掛けるミーパイ(魚)の陸上養殖は餌に畑由来の食品残差を用いる一方、

フンは堆肥化して畑に撒くなど、海から離れた場所で設置が可能な「閉鎖循環型」で、

水槽の塩分を調節して水耕栽培にも活用する。

 

寿司チェーンの「ゲンキ寿司」や「魚べい」はイクラの陸上養殖を始める。

熊本県の養殖業者と共同でサーモンを育て国内店舗で販売する方法で、

イクラの大規模な陸上養殖は世界的にも珍しい。

国内では鮭の不漁が続き、北海道イクラの新物価格は前年比2倍以上に高騰している。

地球の温暖化現象により農水産物の収穫量は減少傾向にあり、価格も高騰しており、

食資源管理の重要性は増していく。

 

「変化対応の小売店」

新型コロナが落ち着いてほぼ2年半、世間は日常を取り戻したが、

居酒屋や飲食店の深夜時間帯の利用は回復していない。

人々の行動は働き方改革が進み、残業は減少することで帰宅時間は早まり、

家で過ごす時間が多くなる中で、コンビニ利用する時間や顧客に変化が起きている。(日経)

セブンイレブンは早帰り客に焦点を合わせ、ネットフリックスとコラボした即席麺やカレー、

菓子類や飲料の展開を始めたのはコンビニの利用時間の変化への対応だ。

 

セブンイレブンは環境配慮型の紙容器の導入を拡大しており、

パスタの容器に変更、牛丼などはバイオマス原料の投入量を集中的に割当、

独自商品に環境配慮素材の比率は2月には3割だったが、26年2月には4割まで高める。

9月には牛丼やカツ丼といったチルド弁当のほか、常温の弁当容器でも導入し、

対象商品は約10品に拡大した。

 

西友はトライアルと共同で新業態店を東京都内に開店した。

レジを通らずに決済できる買い物カートなどを導入した「テックスーパー」に変わり、

売場ではデジタルサイネージがいたる所に設置され、各売場の商品をPRしている。

来店客は先ずトライアル専用のアプリ又はプリぺードカードを登録する必要があり、

どちらかのレジカートを読み取り機にタッチして買い物を始め、

選んだ商品も読み取り機にかざして登録していく。

後は店を出る時に従業員の簡単な確認を受けて済むことが出来き、

購入金額をアプリやカードから自動的に引き落とす仕組みだ。

 

地球環境の温暖化、食資源の高騰による仕入れコストの上昇、店舗運営コストの上昇など、

生活スタイルの変化に対して小売業・サービス業は対応していく事は宿命だ。

又、店舗コスト上昇に対しては有人レジからセルフレジに多くは変更になり、

今後は無人レジへと変化していく。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<Wmasランチプレート>

*街角通信は毎週1回、配信しています。

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