商品と店の成長戦略

「消費多様化に刺さる商品開発」

街には商品が溢れ、新商品のヒットが難しくなっている。

類似性のある新商品少し売れてもヒットすることはない。

そこをうまく突いているのがドンキホーテの戦略で、「みんなの75点より、誰かの120点」

この政策に沿って開発された「鶏の皮だけ弁当¥538」、3カ月で約6万食を販売し、

計画の1.5倍を達成した。

男性からランチや酒のつまみとして支持され、売れ続けている。

スーパーのチラシ買い物情報を手掛けるロコガイドは、

全国スーパーが扱う総菜を対象に「美味しいもの総選挙」を実施し、

山形県のスーパーが販売する「やりすぎサンド¥430」が最高グランプリを受賞した。

商品は週末のみ販売で分厚いトンカツを申し訳程度のパンでサンドした

ボリューム感が支持を集めた。

その他はバローの「まぐろ握り寿司¥1707、福岡の「肉の秘密基地¥1080」など

今までの常識を隠した高単価の商品がノミネートされた。

マルハニチロは14年ぶりに冷凍餃子「赤坂離宮の餃子」を発売した。

先発の味の素餃子やイーアンドイーの餃子と違いを出すために

餡のぎっしり感を出した¥300~¥400の商品で、上位2社の商品とは差別化した。

「スーパーの差別化戦略」

同質化するスーパー各社において、ディスカウント店の「トライアルHD]の

逆張り戦略が注目され、安さを出すために低コストオペレーションを実現、

24時間営業、物流・建設・IT・食品製造の自前主義、田舎への出店で

販売管理は17.5%の驚異的コストで売価の安さで差別化を図り成長している。

同社はウォルマートを参考に戦略を練り、トライして結果を出している。

ただ、同社は先行投資が続くりティールテック事業が赤字になっていること。

DSの「ドンキホーテ」は35期連続の増収増益を更新してる企業で、

同社の特徴はメイト(パート・アルバイト)主体の個店経営。

メイトを核とした売場経営で、それに地域の消費者がくっついている。

メイトの活性化に経営者も現場の社員も敬意を払い、権限も委譲しており、

安さを追求する為に、「専門のプロフィットM]を養成し、

顧客の声を価格に反映するアプリで消費者の活性化を図っている。

同社は一個一個の商品別レビューを顧客が理解して、

購買決定できる媒体としての存在価値を高め、そこの企業の将来性を見出すとしており、

顧客は絶対に媒体機能のある店を支持するとしている。

又、外国においては、中国の大手スーパー永起超市は3期連続の最終赤字に陥り、

苦境から脱出する為に模索をする中、顧客にとって良いことは何かを追求、

買物カゴを取りやすいように並べたり、清掃を徹底し快適な買い物ができるように

基本の徹底かあら始め、店舗改革を始めている。

人口収縮が続く中で、どのように成長していくか、各社が模索する中で、

特化する商品や店づくりが注目され、消費者にとって良いことを追求する姿が見えてくる。

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<ご馳走サラダ>

*街角通信は毎週1回、配信しております。

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