9 月28日
同質化するスーパー各社において、ディスカウント店の「トライアルHD]の逆張り戦略が注目され、安さを出すために低コストオペレーションを実現した。
24時間営業、物流・建設・IT・食品製造の自前主義、田舎への出店で販売管理費は17.5%の驚異的低コストで売価の安さで差別化を図り成長している。同社はウォルマートを参考に戦略を練り、トライして結果を出している。
ただ、同社は先行投資が続きリティールテック事業が赤字になっていることが課題。
DSの「ドンキホーテ」は35期連続の増収増益を更新している企業で、同社の特徴は メイト(パート・アルバイト)主体の個店経営。メイトを核とした売場経営で、それに地域の消費者が支持している。メイトの活性化に経営者も現場の社員も敬意を払い、権限も委譲しており、安さを追求する為に「専門のプロフィットM]を養成し、顧客の声を価格に反映するアプリで消費者の活性化を図っている。
同社は一個一個の商品別レビューを顧客が理解して、購買決定できる媒体としての存在価値を高めてそこの企業の将来性を見出すとしており、顧客は絶対に媒体機能のある店を支持するとしている。
チェーンストアの先駆けとする米国では、伝統的なスーパーマーケットはクローガ-とアルバートソンで最大手のウォルマートや小型のアルディなどはディスカウントストアと業態の集約化が進んでいる。
その中、多国籍の米国では母国の食文化引き継いで、異なる食ニーズを対象にしたスーパーマーケットが成立しているが、日本のスーパーではGMS、スーパーマーケットとディスカウントスーパーの3業態位であり、この中で差別化を図ることは開発途上。
スーパーの中で一番店舗数が多い食品スーパーマーケットは、地域に根差したMDが求められ、同じ企業内でも個店対応が最も必要な業態と言える。
その為にも個店の営業力が発揮される仕組みづくりが急がれる。
<スーパーの惣菜・米飯・寿司>
<松茸ご飯弁当>
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