節約消費に対し、お値打ち感の商品とサービス

「消費ニーズ変化に対応する商品」

日経MJまとめの主要外食32社の6月既存店売上は24社が前年同期を上回った。

その企業の中で注目する点は、客単価を伸ばしながら客数を伸ばしている企業がある。

・FFではジョイフル客単価3.0%増、客数5.7%増、既存店売上8.9%増

・松屋フーズは客単価15.5%増、客数2.8%増、既存店売上18.8%増

・スシローは客単価7.7%増、客数6.3%増、既存店売上14.5%増

・大戸屋は客単価8.7%増、客数5.3%増、既存店売上14.5%増

一般的には値上げして単価が上がると、消費者は価格を意識して客数は減る減少があるが、

値上げしてもそれ以上に商品の魅力を感じるMDが重要になっている。

 

セブンイレブンが全国10地域の商品開発チームと連携し、

それぞれの食文化に合った地域限定の麺商品を開発している。

・首都圏では「埼玉県産小麦使用、すったてうどん」¥518

・甲信越北陸では「冷麺仕立ての長岡生姜醤油ラーメン」¥537

・九州では「冷かけごぼう天うどん」¥452など

地元産小麦や地域で好まれるスープやつゆを使用し、暑い夏に冷麺を増やし売上拡大につなげる。

関東は濃い醤油、関西は淡口醤油の他に、東北地方は煮干しと鰹節、

中国・四国地方は煮干しと焼アゴを使ったスープなど、スープは全国9工場で製造している。

 

忙しい人に対し、短時間で食事が出来る「時短食」を支える中小企業の存在感がある。

働く人が平日の食事にあてる時間は2021年時点で平均89分だったが、

調査開始の1976年以降で時短食は年々高まっている。

ランチタイムのオフィス街ではカット野菜を手に取る人が多く見られ、、

これを支えているのが細田工業の野菜の自動洗浄機で、同社の装置は野菜の傷めずに洗い、

殺菌・すすぎとこなし、野菜に混入した蒸しなどの遺物も取り除く。

一連の作業時間は約1時間で、野菜を洗う水流や節水を実現できる水槽を工夫している。

(日経)

「コンビニの店舗改革は続く」

セブンイレブンはレジカウンターの長さを最大4割伸ばし、出来立てパンや入れたて紅茶など、

レジ横商品を拡充、又雑誌を減らして冷食や菓子の品揃えを増やす。

カウンターの短い店舗は4000店と店舗の2割を占め、店舗の競争力やオーナーの意向を踏まえ

改装店舗を決めて実施する。

 

ローソンは店舗で駐車場を使った車中泊向けサービスを拡大する。

1泊2500~3000円とし、電源やトイレ、ゴミ袋を提供し、ホテルの価格が上昇している中、

アウトドア愛好者のニーズに対応したサービスで若者層を取り込む。

利用者は予約先の店舗に到着したら、店頭で利用許可証やレジ袋を受け取り、

袋に他店のゴミも捨てられる他、給油ポットや電子レンジも使える。

一方ルールとして、駐車場でのエンジンは止める必要があり、テントの設置やバーベキュー、

花火などは禁止にする。現在は千葉県を中心に7店舗で対応している。(日経)

 

「賃上げと消費」

夏のボーナスは前年対比で3.0%プラスと24年6月から半減した。

名目賃金を示す1人当りの給与総額は51万1210円で2.5%増えたが、

物価指数の上昇率は3.8%で、物価変動の影響を除いた実質賃金は1.3%減少した。

 

2025年の最低賃金の目安は、昨年比6.0%(プラス63円)の引上げ、

最低賃金1118円を上限となり、全都道府県で1000円を超える内容になった。

しかし課題は残り、社会保険料106万円の壁に達する人も増える中で、

働き控えを無くすために社会保険料規定の見直しが必要になっている。

 

今年の経財白書の中で、春期労使交渉による賃上げは全体で5.25%、

その結果、4~6月の給与伸び率は20代が前年同期比7.0%増、30代が5.4%増、

40代は5.0%増、50代は3.2%増と賃上げは中高年層にも及んでいる。

一方、賃上げの持続性について、内閣府が複数回答で聞いたところ、

懐疑的な見方が強いことが消費低迷する要因になっていると指摘する。

 

節約消費が続く中で、消費者は価格の安さだけで商品を購入・消費している訳でなく

商品・サービスのお値打ち感で購入・消費している。

飲食・小売店で売上げ好調な店舗はこのお値打ち感の強化に取り組んでいる。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<お盆オードブル>


*街角通信は毎週1回、配信しています。

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