猛暑需要で変わるメーカー・小売りMD

「猛暑需要で変わるMD」

日経MJまとめの主要外食32社の7月既存店舗売上は、

猛暑の影響で涼しさを求めた外食需要が増え、インフレ下で低価格業態が好調、

一方、仕入れ原料の値上げ環境から難しい状態が続く。

客数、客単価、既存店売上が好調企業はFRではサイゼリア、FFでは日本マクドナルドや

吉野家、居酒屋では鳥貴族、寿司ではスシローやくら寿司、定食の日高屋などが続く。

 

7・8月の猛暑需要を取り込む限定商品や販促が効果を上げている。

ドラッグ業界では猛暑対策商品を10月上旬まで延長するケースが増える見込みで、

ウェルシアでは手持ち式扇風機の売上が前年比2.5倍となり、日傘は8割増えた。

第一生命経済研究所によると、7~8月の猛暑関連商品が増え、

教養や娯楽用耐久財や一般家具は減る傾向にあるという。

猛暑対策商品は気温が高い間に売切る必要があり、時期を間違えると在庫リスクが出る。

 

「メーカーによる商品開発」

水産物を陸地の施設で育てる陸上養殖が全国で広がっており、

水産庁への届け出は1月時点で740カ所に増え、岐阜県の事業者は「飛騨とらふぐ」の

ブランド化に成功し、各地にノウハウを伝授する。

ノウハウはろ過した水を循環させる閉鎖循環式水槽など、温暖化による水温上昇や

津波による被害や天候・気温など海洋環境に左右されにくく、安定供給が可能になる。

 

農業法人・グリーンリーフは主力のミールキットの消費期限の延長に取り組み、

期限を伸ばすために高圧殺菌装置の導入、野菜の洗浄も日持ちを良くする独自技術で

野菜のカットの仕方や洗い方を改善し、消費期限に大きく影響する。

又、野菜の生育でも畑のミネラルバランスを整えることで野菜の日持ちは変わるという。

6次産業化は自ら素材を作っている特徴を生かして、農業界が目指すべきモデルを体現する。

 

キッコーマンは同社として初めての「おにぎりの具」を発売、

ペースト状でご飯を広げて具を出して挟んで「爆速完成」を特徴として、

焼肉味やチャーシュー味、きんぴらごぼうの3種で具材やタレの満足感にこだわり、

おにぎり2個分の具入りレトルトパウチ2袋入りで価格は¥238、

手が汚れず、洗い物不要で肉や野菜を摂取できることを訴求する。

 

「小売りの商品開発」

イオン傘下のUSMHは植物由来の代替肉の商品「BEYONDサイコロステーキ」と

「BEYONDミートボール」を、国内独占販売契約を米企業と結び冷凍食品を販売している。

エンドウ豆を原料にした商品で160g¥645、カレーや麻婆トーフ・ボロネーゼなども扱う。

 

ほっかほっか亭はおかずの品数や品目を自由に選べる「カスタマイズ弁当」を発売、

消費者の細かな好みに対応し幅広い顧客のニーズを取り込む。

当面は通常の弁当と併売し、トッピングとしておかずを追加する「セミカスタム」と

全て自由に組み合わせる「フルカスタム」を選べる

客単価を上げる効果があり、関西から始め年度内に全区で販売する。

 

ファミリーマートはPBを活用した新たな取り組みとして、

管理栄養士が推奨する健康食事を提案し、対象商品のクーポン券を社員や

店のあるオフィスビルの入居企業などへ配り、サービスを拡大する。

第1弾として「オクラのネバネバサラダ」¥320、一度購入して食べると

同品の100円引き券と「ファミチキ」50円引き券を提供する。

複数回に分けて配ることで習慣化につなげやすくする狙いがある。(日経MJ)

 

猛暑によって消費需要が変わり、メーカーや小売りMDに変化が求められ、

それに対応すべく商品開発が進んでいる。

今までの経験や実績が活きない時代が来ており、製販業界で新たな取り組みの重要性が増している。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<秋の味覚・おこわ弁当>

*街角通信は毎週1回、配信しています。

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