「小売り再編・業態の進化」
12月、イオン傘下のウエルシアHDとツルハHDとの経営統合が行われ、
売上高2兆円を超す巨大なドラッグストアが誕生した。
同社はドラッグストア、調剤、介護を一体的に提供できる体制と合わせて、
食品強化に向けてイオンのPB「トップバリュー」を供給すると発表した。
親会社であるイオンの生鮮食品の陳列ノウハウを活用し、人手を増やさずに食品売場を
運営する食品スーパーとドラッグを組み合わせた「ライフストア」を目指しているとした。
(日経)
カギを握るのが統合で得られる顧客データから、
アプリを通じて顧客の最適な販促や提案を配信することが出来、
処方箋の履歴を分析した結果を踏まえて、生活の中で気を付けるべきポイントの提案や、
日々の食生活のアドバイスなども出来るようになり、小売り業態の進化が期待される。
ホームセンターカインズは11日、小型無人店を埼玉県吉川市に開業した。
レジを通さずに自動で決済し、駅の近くで通勤などの次いで買い需要を見込んで、
ホームセンター業態が頭打ちの中、新店舗で成長ドライバーにする。
来店客はあらかじめ対話アプリ「ライン」に友達登録して、
スマホ画面のQRコードを読み取り機にタッチして入店し、レジを通さず自動で決済できる。
商品棚は陳列している商品の重さと値段を読み込んでおり、顧客が商品を取ると検知し、
退店すると購入金額をアプリやカードから自動で引き落とす。
11月にオープンした小型食品スーパートライアルゴーは、
近隣の西友から惣菜など商品を移動して展開し、
移動したカツ丼などの価格は西友の実売価格に配送代をプラスした売価で販売する。
同店の全体的な価格帯はコンビニより2~3割安く、スーパーよりやや高い又は同程度で展開
し、欲しいものだけを素早く変えるという特徴がある。
そして、無人決済によるローコストオペレーションが特徴だ。
「2025年、ヒット商品から見える多様化する消費」
日経MJが毎年行っているヒット商品番付では、西の関脇にコメフレーションが載り、
コメの高騰が社会現象となった他、
低価格では串カツ田中の「無限ニンニクホルモン焼」1本¥55、
ミスタードーナツの「もっちゅりん」や明治の「生のときしっとりミルク」の
新食感が取り上げられ、価格面と新食感による消費ニーズがヒットした。
株高の資産効果を受けて百貨店松屋の高額消費が前年同月比約2.5倍に増加し、
又、11月の外国高級車の新車販売台数も過去最高を更新している。
一方で物価高と実質賃金の伸び悩みに伴う節約志向は強く、
JTBの調査で年末年始に「旅行に行かない」と答えた人が75%を占め、
混雑や自宅で過ごす以外の理由として旅行費用の高騰を挙げる人が目立つ。(日経)
はごろもフーズはパックご飯「パパットライス」の生産能力を高める中で、
高齢者向けに「やわらか」と「超やわらか」を合わせて8割以上を占める。
1個を2つに分けられる100gずつの小分けパックタイプで、
食事量の少ない高齢者や女性に加えて、食べる量を細かく調整したい人の支持を集める。
農水省の食品産業動態調査では加工米飯は24年には前年比7%と堅調に伸びている。
値上りが続く物価と人件費、小売業はこれらの課題を背負って出店・成長していく為に、
新たにローコストで顧客ニーズに応える店舗づくりを模索している。
それは小型化で無人化がキーワードになって来た。
<スーパーの惣菜・米飯・寿司>
<すき焼き重>

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*街角通信は毎週1回、配信しています。



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