進む節約消費、伸びるコスパ商品

「高額消費一巡、コスパ消費高まる」

日本百貨店協会発表の2025年の全国百貨店の既存店売上高は、

前年比1.5%減で減収は5年ぶりとなり、免税売上は12.7%減となった。

12月の売上高は前年比1.1%減、免税売上は17.1%減となった。

 

日経MJまとめの主要外食33社12月の既存店売上は30社が前年を上回り、

中でも鳥貴族は割安感のある価格設定で前年比10.5%増となり、

その他、サイゼリヤ18.7%、スシロー11.0%、など客数・客単価を伸ばし前年売上を上回った。

鳥貴族は期間限定メニュー「焼バンバンジー」、スシローは「本マグロ大トロ¥150」から提供する

等商品政策で客数・単価を伸ばしている

 

「新バリュー商品」

ファミリーマートは小分けタイプの冷凍おにぎりを先ず北陸の富山・石川・福井から始め、

2027年には全国への販売を予定する。

商品は鮭・梅・昆布の3種類で価格は¥198、通常のおにぎりは消費期限が21時間に対し、

冷凍おにぎりは150日と圧倒的に長く、店の欠品や廃棄ロスの削減につなげる狙いがある。

先駆けて冷凍おにぎりを発売したローソンは、このほど販売エリアを47都道府県に広げた。

冷凍おにぎりは、特に高齢者は頻繁に店舗に通えず、家庭でストックしておきたい

との声に対して商品化に至った。

 

イトーヨーカドーは生鮮売場のテコ入れとして、鮮魚売場では対面接客の店舗を増やし

「街の魚屋」と「街の肉屋」を新たに設け、生鮮の専門性を高めた売場づくりを導入する。

豊洲市場から直送した鮮魚を数多く並べてイベント「市場祭り」も月1回開催、

精肉売場ではステーキやしゃぶしゃぶなど、来店客の要望に応じて肉を切り売りする定期的

な量り売りや、毎朝に前日の商品を1割引きで販売するなどイベントを強化する。

販売効果は鮮魚売上高が対面販売店で前年売上比9%の伸びを示した。

 

セブンイレブンが苦戦を強いられる中、主要惣菜や弁当を供給するわらべや日洋HDが好調、

2026年2月期は最高益になる見通しだ。

同社の辻社長は「物価高でお客様に商品を手に取ってもらうには、価値の訴求しかない」

として、単純な値上げは基本的にしない。

消費者の多様なニーズに応えるとして、2年前は米飯が4分の3が現在は3分の2の売上で、

チルド弁当の売上が常温弁当を逆転しており、今後は丼系から幕の内タイプを導入する。

又、総菜については地域色をもっと磨き込んで、地域の消費者から支持を得られる商品を

強化していくとする。

 

「食品の値上げ、節約志向が進む」

竹輪・蒲鉾などの水産練り製品が今秋以降、2~10%値上がりする。

主原料である白身魚の輸入価格が一段と上昇した事を要因で、

その他円安や世界的な魚需要の増加が背景にある。

2025年秋に清算したすり身は1kg当り820~830円で5年前に比べ4割高となり、

消費の伸びは横這いだが、原料の調達が年々難しくなっている為だ。

 

総務省が発表した家計調査によると、2025年の2人以上世帯の消費支出は実質0.9%増加

旅行などの非日常を楽しむ消費が増え、食料品の支出は6年連続で実質マイナスとなったが、

コメは安価な品へのシフトが進み、25年のエンゲル係数は28.6%と44年ぶりの高さとなった。

支出割合は高まっているが、物価上昇の影響を織り込んだ実質で見ると、

食料品支出は軒並み減少している。(日経)

 

26年の賃上げ水準が物価上昇を上回るかどうか、それとも実質賃金の上昇は伸びないか、

それによってエンゲル係数の上昇が進み、食料品の節約消費がより一層進むことになる。

 

<スーパーの惣菜・米飯・寿司>

<手鞠寿司>

 

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